コロナ禍の「大学入学共通テスト」 受けるときに気を付けること
2020.10.17
過去問を解く3つのメリットと 効果的な使い方!
- 「いつから過去問に手をつければいいの?」「何年分解けばいいの?」そんな疑問を持っている方、多いのではないでしょうか?過去問の活用は、大学受験において非常に重要です。
今回は、過去問を解くことで得られるメリット、取り組む時期、取り組む過去問数などを中心にご紹介させていただきます!
過去問を解くことで得られる 3つのメリット
1.自分の実力がわかる
過去問を解くことで、苦手な教科、苦手な問題など自分の弱点や、その時点での自分の実力を知ることができます。もしその年に受験していたらあと何点あれば合格できたのか、どの教科を伸ばせば合格に近づくのか。今後の勉強計画を考えて、より効率的に受験勉強を進めることができます。
2.問題の傾向がわかる
入試問題は、大学や学部によって出題形式や問題傾向が大きく異なります。例えば英語で言えば、「英作文が出やすい」「文法問題が多く出る」「内容一致の問題は少ない」など共通の傾向が見えてくることもあります。傾向をつかめば、出そうな範囲を絞って重点的に対策することが可能です。
3.時間配分などの練習になる
制限時間に合格最低点を取れれば、合格することができます。試験時間内に解ける問題を見極める力や、確実に点数を取るためのペース配分も過去問演習で身に付けることができるでしょう。
過去問はいつから始めればいいの?
過去問に挑戦し始めるタイミングは、受験勉強の進み具合と相談しましょう。入試問題は高校3年間の学習内容全体から出題されるため、まだ学んでいない単元がある場合は、解けない問題があるため、自分の実力を正確に知ることができません。ですので、ある程度基礎的な範囲を学んだ上で挑戦してみましょう。各個人によって学習進度が違うため、一概にいつから始めればいいという答えはありませんが、10~11月ごろに挑戦してみるのが標準的だといわれています。過去問は何年分やるのがベスト?
上位志望校であればあるほど、できるだけ多くの過去問に挑戦するのがベストです。しかし、ひとつの過去問に挑戦するだけでもかなり時間がかかるもの。第一志望の学校は最低でも5~8年分の過去問を解き、併願校や志望度の低い学校は3~5年分の過去問を解けるといいでしょう。過去問を解く時に気を付けたい、
4つのポイント!
1.入試本番と同じ制限時間で解く実際の入試と近い状況を体感するのも過去問に挑戦する目的のひとつです。そのためには、集中できる環境で解くことや、実際の試験時間と同じ時間で解くという条件も揃えた方がいいでしょう。試験時間の中で挑戦することで、どんなミスが生まれやすいのかを把握することにも繋がります。
2.なるべくすぐ採点しよう
解き終わったら、時間を空けずにすぐ採点してみましょう。問題を解いた直後に採点することで、時間がどうやって問題を解いたか鮮明に思い出すことができます。解いている最中にどの過程でミスをしてしまったのか、自分がどこで分からなくなったのかを把握し、次に活かすようにしましょう。
3.解説を見ながら復習する
一番大事なのは復習することです。点数が良くても、反省点を次に活かさなければ過去問を解いた意味はありません。解けなかった問題はなぜ解けなかったのか、正解だったけれど自信がなかった問題などをこの機会にしっかりと理解して、解説を読んでもわからない部分などは、先生に聞くなどして分からないところを無くすようにしましょう。
4.同じ年度の過去問を何度か解く
特に第一志望の学校の過去問は何度も反復して解いてみることをおすすめします。1周目に丁寧な復習ができていれば、その効果を2周目ではっきりと感じられます。なにより、ペース配分を確認することができるので、本番に向けて自信を付けられることもできるでしょう。
まとめ
初めて過去問を解いて、いきなり高い点数を取るということは非常に難しいものです。出来るはず、という過信はせず、現在の自身の知識量を図るのだと思って取組みましょう。また、自分の実力を測る指標だけに使うのではなく、教材として過去問を活用することで、対策ポイントの理解にもつながります。傾向分析を意識して、合格可能性をぐっと高めていきましょう!
この記事の執筆者:
メガスタプラス編集部
メガスタプラス編集部