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2020.5.21

オンライン教育が全国に広がっている。背景には、4つの社会的切望がある。

こんにちは。メガスタプラス編集部です。今回は、「オンライン学習」が社会に求められている、その理由について考えたいと思います。

社会の切望1:高品質な教育を全国各地に

今、少子化の影響で、学校が減っています。小学校から高等学校まで、ここ数年で見ても全国の学校数が次々と減っています。特に小学校は、ここ6年で1,000校以上が減ってしまいました。たくさんの学校が統廃合の憂き目にあっているのです。

日本の学校数推移グラフ
(文部科学省の学校基本調査より作成)

特に少子化が進む地方ではこの動きは活発で、バスや車で片道1時間もかけて学校にいかなければならなくなっている家庭もあるそうです。学校教育だけでなく、同じく少子化を理由に地方では塾や予備校も減少し続けています。レベルの高い塾や予備校へ通うために、学校同様、長時間の通塾を余儀なくされている家庭も多いのが、現実。移動コストが壁になり、本来行きたかった学校や塾、予備校を断念し、手近なところで妥協してしまう家庭も見受けられます。

こういった理由から、地方では質の高い教育を受けるチャンスが減っています。また、学校が減るということは、教師も減るということ。その子に合った優秀な教師に出会うチャンスも減っています。地方と都会では、こういった教育格差が存在するのです。

教育の質と教育機会を、こどもたちに公平に。オンライン教育は、全国トップクラスの質の高い講師の授業を、全国一律で届けることを可能にしています。自治体でも、オンラインを活用して授業の質を均等に高める取り組みが始まっています。たとえば鹿児島県の徳之島町では、花徳小学校をメイン会場に、母間小学校、山小学校をオンラインでつなぎ、優秀な先生の遠隔合同授業を行っています。遠隔でつなぐことで、質の高い教育を広く提供し、合同で授業を行うことで、学校を超えたたくさんの生徒同士の意見交換が進むのです。こうした教育は少子化が進んだ今、オンラインだからこそできるものです。

学校授業の様子

社会の切望2:地方と都会の情報格差をなくす

こどもたちに影響する地方と都会の格差は、教育の質と機会だけではありません。れっきとした情報格差も存在しています。この格差の原因も、塾や予備校が減っているからです。地方では地元の国公立志向が強く、限りある塾や予備校もそこに寄せた教育をしています。私立や都市部の大学を受ける生徒に、その受験ノウハウやキャンパスのイメージを伝える講師が足りていません。

つまり、地方では質の高い教育を受ける機会とともに、どんな教育を受けるかの選択肢が減っているのです。そこでオンライン学習の出番です。物理的な制約を受けずに、全国のこどもたちがその子の目指す学校に合った講師を選べるようになります。

社会の切望3:講師と生徒の信頼関係

これはオンライン学習に限ったことではありませんが、講師に必要とされる能力は大きく2つあります。それが、指導力とモチベーションコントロール力。その子に合った学習計画や方法で教える指導力も大切ですが、やる気を引き出す力も同じくらい大切なものです。

でも、一般的な受験業界で講師の資質として考えられているのは、どうしても指導力だけになっています。本当はモチーベーションコントロール力も大事。やる気が上がらないのは生徒のせいではなく、講師の責任でもある。責任感を持って指導にあたる講師は、それほど多くはいません。

予想よりもひとつもふたつも上の合格をもぎとるために必要な、複数の資質を兼ね備えた講師。ただでさえ数が少ないそういった講師を、全国から探せる。そういった価値も、オンライン教育にはあります。

社会の切望4:快適な学習環境

オンラインの学び

快適な学習環境を実現できるのも、オンライン教育のメリットです。塾や予備校のように着替えて通う必要もなく、家庭教師を招き入れる部屋を片付けなくてもいい。こどもは思い思いの環境で学ぶことができます。相手に気をつかわずに、好きな飲み物や食べ物を口にしながらでもいいですし、学校のない休日はパジャマのままでもいいですし。

実はこれ、講師からしても同じことです。たとえばオンラインで家庭教師と生徒をつなぐオンライン家庭教師では、講師も移動や身だしなみに大きな気をつかわなくて済みます。だからこそ、指導やモチベーションコントロールといった、本来講師に必要とされていることにだけ専念できるのです。おのずと、学習効果も上がるでしょう。

また、特に受験シーズンには風邪やインフルエンザは厳禁です。最近は新型コロナウイルスも怖いですね。そういった感染症対策としても、自宅にいながらでも可能なオンライン学習は効果的です。
いかがでしょうか? まとめると、地域による教育格差や情報格差を減らし、生徒が合格をもぎとるための教育を快適に受けることができるのが、オンライン学習です。未体験の家庭でも、試しに一度利用してみるのはどうでしょうか?

この記事の執筆者:
メガスタプラス編集部