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2021.7.3

急げ!日本を支える高度IT人材の育成強化!今、人気急上昇のプログラミング言語とは!?

こんにちは、メガスタプラス編集部です。

「子どもに習わせたい習い事」上位に上がるプログラミング。今、人気急上昇しているプログラミング言語に注目しました。小学校・中学校・高校で、プログラミング教育必修化が開始し、これからどんな業界で働くとしてもICT知識のスキルは、基本知識になっていきそうです。

大学入試センターでも2021年3月24日、新学習指導要領に対応する2025年大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の出題教科・科目の案を公表。教科「情報」の新設を発表しています。
■大学入試センター https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/shiken_jouhou/r7ikou.html

これから若い世代と仕事をする際にも、大人の私たちに学び直しが必要となる領域かもしれません。人気上昇中のプログラミング言語「Python」についてチェックしていきましょう。

「C言語」を上回る歴史的な日がくる?
プログラミング言語 人気ランキング
「Python」急上昇!0.7%僅差


オランダのTIOBE Softwareは、プログラミング言語の人気ランキングである「TIOBE Index」の2021年6月版を発表しました。ランキング結果では、1位にC、2位がPythonという結果に、業界内で驚きの声が上がっています。現在のナンバーワンであるプログラミング言語CとPythonとのギャップは、現在わずか0.7%の僅差。来月の結果も楽しみですね。

「この 20 年間で 1 位になった言語はプログラミング言語 C と Java の2言語だけです。もし、Python が TIOBE インデックスの1位となったら、それは非常に歴史的な瞬間だと言えます。」
https://www.tiobe.com/tiobe-index/

初学者向けの言語「Python」
シンプルな言語で学びやすい
人工知能の開発、データサイエンス


Pythonはとにかく文法がシンプルで、初学者にも習得が簡単であるという点が特徴に挙げられています。Pythonは「1つのことを表すのに、書き方が1つだけ」であることを意図して設計されています。この思想もまた、Pythonを簡単にしている要因です。



このようにJavaと比べても、Pythonはコードが少なく済むことがわかりますね。また、複数のエンジニアが記述しても同じ表記になるため、共有しやすい、勉強しやすいということも支持されている点に挙げられます。

「Python」習得で有望人材に?
基本情報技術者試験に採用
幅広い分野で活用できる




Pythonは、いま最も注目を集めている人気の言語です。オランダ人のグイド・ヴァンロッサム氏が1991年に発表したプログラミング言語の一種です。初期バージョン0.9の発表が1991年ですから、伝統的なCOBOLが1959年、C言語が1972年に登場していることを見れば、比較的新しい言語でもあります。

汎用性が高く、多くのエンジニアに支持され、人工知能を始めとした様々な分野で使われています。2020年には、いよいよ国家試験の基本情報技術者試験でもPythonが採用されたことで、教育分野でのPythonの活用が進みそうな見込みです。

Pythonは、WEBサービスの開発に使用されるほか、人工知能の開発、データ分析の効率化ブロックチェーン開発でも注目を浴びています。もともとAIのために作られた言語ではありませんが、今後確実にAIの需要はより一層伸びてくるため、そういう意味ではPythonの学習価値は高いと言えそうです。AIメンテナンスもますます必要になってくると、AIエンジニアの需要や活躍の場の広がりも期待出来そうですね。

経済産業省「2025年の崖」
エンジニア需要の高まり
「高度デジタル人材」の育成も急務




さて、‘2025年の崖’という日本社会が抱える大きな問題をご存じでしょうか?日本の多くの企業でDX(デジタルトランスフォーメーション)が進まなければ、「2025年以降、最大で年間12兆円の経済損失が生じる可能性がある」と、ICTの分野における国際競争力の面で、更に日本が低迷する可能性が示唆されています。

「企業が今まで使ってきたレガシーシステムでは新しい時代に対応できなくなり、継続するには大きな負担になっている。新しいシステムに乗り換えないと、日本企業は海外と比べ、デジタル競争の敗者となってしまう。それを回避するためには、各企業や業界がデジタルトランスフォーメーションを意識的に進めるしかない」ということです。2025年までに、どの程度進められるのか、大きな課題ですね。

■経済産業省DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html







まとめ


いかがでしたか?DX化が急務な日本社会、それに対応できる「高度デジタル人材」の不足。中長期的に見ても、IT人材育成の遅れをどのように取り戻すか、国家的な課題とも感じます。学生の方はこれから何を学び習得するか、進路に関わることであり、その先に社会人への将来の道が続いていきます。知識や経験は将来を拓く素養。これからどの業界、どの職種でも、ICTに関する知識が必要な社会になっていきそうですね。社会的な背景にこのような課題があることも理解しておきたいポイントです。

今、注目度がアップしているプログラミング言語「Python」の習得にも注目です。みなさんも、この機会に「プログラミング的思考」について学ぶ、というのはいかがでしょうか?

■低学年向け、8〜16才のユーザーをメインターゲットにすえた、世界で最も利用されている子ども向け無料プログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」。アニメーションやゲームなどの制作を通して、プログラミングの楽しさが感じられます。

Scratch(スクラッチ)公式サイト https://scratch.mit.edu/

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https://megaplus.ban-zan.com/news/p6600/

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この記事の執筆者:
メガスタプラス編集部