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教えて!先生!

2021.3.3

#教えて、先生!総合型選抜(AO・推薦)合格のコツ!完全攻略のポイントとは

こんにちは、メガスタプラス編集部です。

今年度の大学入試センターは2月18日(木)に1月実施した大学入学共通テストの受験者数が48万4114人で、志願者に占める受験者の割合(受験率)は前身の大学入試センター試験以降、過去最低の90.45%(センター試験で最も受験率が低かったのは、2001年の91.25%。)であったと発表しました。

大学共通テストも変更になったと同時に、AO・推薦入試も「総合型選抜(旧AO入試)」と「学校推薦型選抜(旧推薦入試)」の選抜方法に変更されました。コロナの影響により、AO・推薦入試での進学がこれまでより多く選択されたことも影響しているとの見方も出ています。来年度に向けた総合型選抜(AO・推薦)入試合格を勝ち取るポイントについて、実際に指導にあたり、数多くの合格者を輩出している平城講師にお話を伺いました。

総合型選抜(AO)入試日程は早い。
続いて、推薦入試日程、
最後に、一般入試日程と続く。



―編集部:AO入試が一番先に行われるということは、早めに進学先を決めることが必要になりそうですが、具体的にいつ頃から大学受験や志望先を考えていくことをおススメされますか?
平城氏)志望する大学を決めるのは、高校2年生の秋ころから意識しておいた方が選択の幅が広がると思います。一般入試に向けたスケジュールが前提の場合、高校3年生の夏から本格的に受験勉強を開始する子どもも多いので、周りの雰囲気に合わせて真剣に考えるのがその時期なってしまうというケースはあるようですが、行きたい学校を上げておくことで、比較検討がしやすくなるということもあると思います。大学の特色や強みや興味のある学部学部を探してみて、さらに入試方法を比較した上で本当に自分が志望する志望校を決めていただきたいと思います。志望校に添った受験対策を進める為にも、検討を始める時期はゆとりを持ちたいものです。

実際に、最初はここだ!と決めた大学や学部でも、自分が本当にやりたいことを考えているうちに、ほかの大学に志望校が変わるというケースもあります。AO推薦入試の申し込み開始の時期から考えても、高校3年生の夏以降になって慌てて決めるのはあまりお勧めしません。一般入試は「学力重視」ですが、学力が多少足りなくてもワンランク上の学校を狙えるのも、この受験方法なら合格出来る可能性があるのはメリットですよね。実際、半数の子どもがAO・推薦入試で進学している事実があるのですから、もっと計画的にこの受験方法を選ぶ人が増えてもいいのではないかなと思います。



特にAO入試に関して言えば、一般入試を目指して勉強している生徒に積極的にAO入試を勧める教師は少ないと思いますし、推薦入試・AO入試は大学ごとに入試内容が違うため、大学ごとの入試形態に添った一人一人に合わせた指導を忙しい教員が対応する時間が取れない現実もあると思いますね。一般入試の指導に力を入れながら個別の指導をしきれないという面でも勧められないということで、進路指導の際に、積極的に入試の手段として選択肢に上がらないケースも多いのではないでしょうか。多くの生徒の進捗実績から見ても、少なくとも4か月程度の対策期間が必要です。特に地方で対策を受ける場所がない、ということも現実的に志望しづらくなる要因の一つかもしれません。だからこそ民間の指導先が求められますよね。

学力重視の一般入試、
学生生活重視の推薦入試、
課外活動重視のAO入試


―編集部:課外活動が重視される、という点で「一発芸」を持つ子が有利と言われるのですか?
平城氏)実際には「一発芸」が重視されるのではないんです。課外活動での実績や動機を活用する生徒が多いことは事実なのですが、それよりも大学側が重視する優秀さの定義が昔とは変わったということが一つ大きなポイントにありますね。昔は多くの知識を持っていたり優秀な人間だと言われていました。現在は、人が思いつかないような「新しい発想が出来る人」が優秀な人だと言われています。知識を持っているかどうかという視点から思考力を持っているかどうかという点に重みが変わったということなんです。



優秀な学生を取るのが入試ですから、学力重視の一般入試ではテストの得点で競うことになりますよね。その点、AO・推薦入試で求められるのは、大学に求める自分の世界観やビジョン、例えば将来こんなことがやりたいとか、こんなことが学びたいとか、そんな具体的な将来のビジョンです。一人で出来ることは限られているので、他の人が思いつかない思考力はもちろん、みんなで協働する力も重要になります。ただ考えるだけでは何も変わりませんので、実際に行動することが出来る力も求められていますね。



AO入試と一般入試
どちらも受験するということも可能


―編集部:AO推薦入試で合格出来れば早めに合格が決められる事は、早く安心できますね。もし合格出来なかった場合の為に準備することはありますか?
平城氏)実際にAO・推薦入試を志望されて講座を受講された生徒さんも、両方受験することを視野に入れている生徒さんは多くいました。合格出来なかったら、一般入試を受験する、ということですね。例えば、慶應SFCを受験しようと考えた場合には、慶應SFC(AO入試)、合わせて慶應SFC(一般入試)、慶應文学部(一般入試)で受験すれば、一般入試の試験内容にも小論文がありますので、志望理由書の文章力を活かすことが出来ます。受験対策には、技術面を磨くことも勿論ですが、この例のように受験先やスケジュールも含めて考えると、合格の可能性が高められますね。私は生徒さんが志望する大学に進学できるよう指導の際に、そのようなアドバイスも行います。

合格には「志望理由書」がカギ!
面接や小論文のベースになる
何より書類選考が一次選考である


―編集部:AO・推薦入試には「志望理由書」が重要だと言われていますが、それは何故ですか?
平城氏)大学が求めているのは「思考力」や「協働力」「行動力」だとお伝えしました。志望理由書に、それらが盛り込まれているかということが大変重要になります。なぜそのように思うのか過去の出来事を振り返り感じたこと、自分が取り組んでいきたい問題を掲げ、そして、向かってどのようなことを果たすため学びたいこと、やりたいことがこの大学にあるから志望すると述べるのですが、読んだ相手が納得する内容にまとめるには技術が必要です。そしてもちろん、それを面接で聞かれても応えられるプレゼン力も必要ですね。多くの学生生活の中で、自分が将来やりたいことを論理的に説明するには、それにまつわる過去の出来事や具体的な数値などをリサーチしておくことも重要ですし、何よりそれらが志望する大学の3つのポリシーに即しているかということも非常に重要なんです。

その為に、まずは自分自身がなぜその大学を志望するのか、その理由を整理することから始めることが肝心で、自身が志望する大学のポリシーをしっかり調べ、自分のやりたいことが学べる理由に合致しているかどうか、そして志望する理由を盛り込んだ志望理由書の内容が第三者が納得するような伝わる内容になっているか、何度もインプットアウトプットを繰り返し完成させていくのですが、客観的なアドバイスが無い中で自分だけで対策を行うというのは簡単ではありませんので、合格を目指す上で指導が必要な生徒さんが多いと思います。





私たち「メガスタ」が提供する、AO・推薦対策コースは「ゼロから受かる!総合型選抜(AO・推薦)対策コース」のカリキュラムは、AO・推薦入試対策の第一人者藤岡 慎二氏(株式会社Prima Pinguino代表・産業能率大学教授・北陸大学客員教授)と共同作成。慶應・早稲田・上智などの難関大学を中心に4,500人以上の生徒さんをAO・推薦入試で合格させたノウハウに基づいた「総合型選抜(AO・推薦)専門対策」です。全てオンライン指導ですので、通塾の必要もなくコロナ感染対策にも有効です。全国どこからでも受講いただけることも強み、自宅で学べるので移動がない分交通費もかからず、終了後はすぐ就寝出来るので体への負荷も少なく済みます。一般入試も並行して対策をする方は、受験科目を塾や予備校で対策する方もいますが、完全オンライン講座であれば時間を有効に使えると、オンライン講座は大変ご好評をいただいています。

誰にとっても高校・大学は将来につながるかけがえのない大切な時間です。その時間を「どのように過ごすのか」真剣に考えることは大変価値があることです。逆に言えば、良く考えず進路を選んで良いのか、考えていただきたいと思うのです。「やりたいことが分からない」「私はうまく話せない」「文章がうまく書けない」という生徒さんでも、これまで指導をしてきた生徒たちはみんな、真剣に自分と向き合いトレーニングを積むことで、自分自身がまとめた志望理由書に自信をもってくれました。就職に生かせるスキルになることも是非知っておいていただきたいポイントです。応募する際に「なぜその会社で働きたいのか?」を聞かれますよね。だからこそ多くの方にトライしていただきたいと願っています。

■ メガスタ AO・推薦対策コース 
https://www.online-mega.com/koukousei/ao_rec

【平城講師】家庭教師のメガスタ AO・推薦対策講座/講師指導・責任者 兼 指導者。1978年生まれ、大阪府出身大阪府立大学大学院、修士課程修了後に教育業界に従事。メガスタAO・推薦対策コースの責任者として、講師研修、生徒指導を担当し、早慶を含む第一志望校合格者を多数輩出。指導においては、生徒自身の人生の振り返りを通じて「自分」への理解を深めさせ、他者に伝わる真の志望理由書の作成を徹底させることがモットー。主体的に学ぶ姿勢の体得に定評を得ている。

<共催セミナー開催> 国内進学を検討する生徒さん向けの情報提供として、インフィニティ国際学院との共催セミナーにて登壇致しました。

【受付終了】2/27(土)11時~ 国内進学対策セミナー 

<インフィニティ国際学院 大谷学院長インタビュー> 「世界を旅をしながら学び合い、国内外進学や起業などを目指し 世界級の生き方を学ぶ第三のグローバルスクール」である「インフィニティ国際学院が目指す10年後に世界を変える人材を育む教育カリキュラム」。その進化の理由について、大谷学院長にお話を伺いました。 インタビューはこちら

<インフィニティ国際学院 大谷学院長インタビュー> 
「教育現場インタビュー#2【後編】 コロナを受けて教育はどう変わる?—インフィニティ国際学院大谷学長に聞く。」はこちら
この記事の執筆者:
メガスタプラス編集部