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2020.9.30

今のうちから身につけたい。 受験に向けた理想的な 睡眠習慣とは?

夏も終わりを迎え、受験が少しずつ近づき始める季節。勉強にも身が入るあまり、つい睡眠時間を削ってしまうこと、ありませんか?

睡眠時間を削って勉強をしたり、不規則な睡眠習慣は体調不良の原因や、集中力の低下にもつながります。

今回は、睡眠不足が学習にもたらす影響と、受験に向けた理想的な睡眠時間についてご紹介していきます。

睡眠不足が学習に与える3つのデメリット


1. 免疫力の低下

勉強で夜更かしをして睡眠が不足したり、睡眠のリズムが夜型になると、さまざまな体調不良を引き起こします。夜間の睡眠時間が7時間未満の人は、睡眠時間が8時間以上の人より感染症に陥りやすいとされており、ある研究では1日の徹夜が免疫反応を遅らせ、体の回復能力を遅くするということもわかっています。

大学受験の勉強は、範囲が広く問題の難度も上がるため、体調が万全でない状態では太刀打ちできません。集中して勉強をするために、睡眠時間を確保し体調管理をしっかりするようにしましょう。

2. 記憶力の低下

寝ている間は、眠りが浅い「レム睡眠」と、眠りが深い「ノンレム睡眠」を繰り返しています。そして、一晩に4~5回訪れる「レム睡眠」の時に、脳は昼間に勉強した内容を整理し、記憶として脳に定着させる重要な働きをすると言われています。

つまり、睡眠時間が短くなれば、それだけ「レム睡眠」の回数が減り、前日に覚えたこと・練習したことなどがうまく身につかなくなってしまいます。睡眠時間を削って勉強するよりも、睡眠に時間を割いたほうが効果的ということです。

3. 精神的な悪影響

睡眠不足では、人間の感情や記憶をつかさどる器官である「扁桃体」が正常に機能しなくなるため、物事を後ろ向きに捉えがちになり、イライラや憂鬱感が起こりやすくなります。

こうした心身の不調は、学力の低下や、人間関係の悪化にもつながり、万全な状態で勉強をすることが難しくなってしまいます。

理想的な睡眠習慣を得るための3つの方法。





1. 勉強を朝方に切り替える

1日の終わりは、塾や部活動で帰宅が遅くなってしまうため。頭も体もつかれきってしまっています。そんな状態で勉強するのは、効率的とはいえません。それよりも、勉強を「朝型」に切り替えるのがおすすめです。

しっかり眠って、疲れがとれた朝に勉強するほうが、勉強がはかどります。入試がスタートするのも午前中です。頭の冴える時間帯が朝にくるよう意識していきましょう。

2. 睡眠時間を固定する

毎日、就寝時間を決めることを習慣化していきましょう。時間を決めることで、「21時までに宿題を終えなければいけない」など、時間を意識した行動がとれるようになります。就寝時間だけでなく、食事や入浴の時間も決めると生活のリズムが生まれやすくなるのでおすすめです。

特に休校明けや長期休み明けでは生活リズムが崩れがち。いまのうちから気をつけていきましょう。

3. 寝る前のスマホは避ける

寝る前にスマートフォンのディスプレイを見ることは「メラトニン」という睡眠ホルモンの分泌を妨げると言われているため、なるべく避けるようにしましょう。

受験生であっても友人との交流などでSNSのチェックはしたくなりますが、寝る前のスマートフォン閲覧は明らかに眠りの質を低下させてしまいます。

理想的な睡眠時間は○時間?



では、理想的な睡眠時間は何時間なのでしょうか?実は、ベストな睡眠時間は、個人差があり、明確な答えはありません。

参考までに、アメリカの高校生における学業成績と睡眠時間の関係についての調査によると、良い成績の生徒は睡眠時間が7時間半程度あったのに対し、悪い成績の生徒は睡眠時間が7時間を切っていたという研究結果もあります。

また、一般的な受験生の睡眠時間は7時間前後であるといわれており、7~8時間の睡眠を取ることが、理想的な睡眠時間の目安と考えてもいいでしょう。

まとめ

大学受験は膨大な範囲との勝負です。睡眠時間を確保しつつ、限られた時間の中で対策を行うには、効率の良い勉強をしていくことが不可欠です。受験勉強を効率的に行うためにも、理想的な睡眠習慣をしっかりと確立してくださいね!
この記事の執筆者:
メガスタプラス編集部