講師のホンネ#1 北海道‗ 一人一人に向き合った指導と、 自由な働き方。オンライン家庭教師。(後編)
2020.11.21
講師のホンネ#2 神奈川 全国の生徒に出会える楽しみ、オンライン家庭教師【後編】
- オンライン家庭教師のメガスタ。指導にあたるプロの家庭教師の方々には、ほかの仕事も持つ、パラレルワーカーが多くいます。
- 今回取り上げる望月講師も、そのひとり。シンガーソングライターとして活動する一方で、長年教育業界に携わり、講師歴はすでに9年。その柔軟な働き方について、仕事を始めてみてどうだったか、指導の工夫などを伺いました。
オンライン家庭教師になったきっかけ
—主にどのような生徒さんを指導されていますか?
自分自身と同じ地元の生徒と出会うのもおもしろいですね。リアルよりも先にオンラインで出会うというのが不思議です。「駅に行ったら先生を探すよ。」「見かけたら声かけてね。」なんて話をしたこともあります。
これまでに九州沖縄以外は全国の生徒さんを担当させて頂いていて、方言に癒されますね。地方の子にも、東京に憧れがあるタイプと地元に誇りがあるタイプの2通りの生徒さんがいます。東京の大学の合格をめざすモチベーションを高めるために、大学のことだけではなく東京の生活の話もしてあげると喜ぶ子もいれば、地元愛が強いからあまりこちらの生活を伝えない方がいい子もいるので、それぞれに違った対応をしています。
地域だけでなく年齢も志望も性格もバラバラです。私の場合は小学生から高校生までを担当しているので、小学生のコマの次に高校生のコマが来るとすごいギャップですよ。それが大変な部分でもあり、日本全国の生徒に出会えるっていいなって思ったり、楽しい部分でもあります。
—オンライン指導での生徒とのコミュニケーションはいかがですか?
私は、生徒との関係性を築くのには自信がある方で。教えるのがうまい講師はたくさんいるなか、そこが私の強みだと思います。あくまで私の実感ですが、最近はコロナ禍の影響でストレスを感じているお子さんが多い印象です。気持ちのケアの意味も込めて、冗談を言ったり、学校での出来事を聞いたりと、本人が心を開く時間を取るようにしています。
生徒も自宅にいるから、ある種リラックスした状況です。講師によって方針は違いますが、私は本人が集中できるのであれば飲み物や簡単な食べ物は指導中にあってもいいと思っています。生徒が何か食べている時も、「私にもちょうだい。あ、オンラインだから手が届かない」とか、和ませるための鉄板オンラインジョークがあります。また、シャイな生徒のなかにはわざとカメラに顔を少ししか映さない子もいます。なので、やっぱり緊張をほぐすコミュニケーションは大事だと思います。
—オンライン家庭教師の指導には慣れましたか?
講師登録した後で、生徒さんのご紹介があり、その期間の中でメガスタからの講師研修で受講しました。事前にツールの使い方や接続テストを行なったので、基本的には問題なく指導開始まで進めることが出来ました。指導前も生徒と顔合わせするオンラインの場があるので。指導経験がある人なら、1ヶ月程度で慣れることができると思います。
最初は上手くいくだろうか、うまく使えるだろうか、とっても心配しましたが、メガスタのスタッフの方が同席してくれたので助かりました。働く側の気持ちを汲んでくれる対応が好ましくて、スタッフの皆さんにはとても感謝しています。一度、私の部屋のネットワークが不調だった日には、新宿のオフィスで会議室を貸してくれたのもよく覚えています。
生徒さんからは、たとえば英語だとリスニングはどの教科書を使えばいいのか、熟語はどの教科書かとか細かくオススメを聞かれたりするので、リアルやオンラインに関わらず、講師としての事前準備や最新情報の収集は変わらず続けていく必要はあります。指導欲があり、自分の授業スタイルをアップデートしていきたい人には、オススメできる仕事だと思いますよ!
—オンライン家庭教師をする中で指導の工夫はありますか?
これまでの自分自身の人生経験も指導経験も、色んなことを活かしていますね。ただ単語や英文を教えるのではなく、たとえばロサンゼルスでの路上ライブ演奏中に絡まれた話や、ニューヨークのライブハウスとのやりとり、アメリカ人としたケンカの話など私の珍道中を織り交ぜると、表現をすぐに覚えてくれたりして。授業と関係のある、印象に残る雑談がとても大事だと考えています。
あとはオンライン指導だと、急な対処が必要になることが多いかもしれません。教える予定の問題用紙を生徒が準備していなかった時があり、スマホアプリで指導用の問題文を急ぎ用意して、写真をPDF化してメールで送って対応するとか。メールや画面での共有が基本になるので、以前は紙で準備していた指導教材もデータで作成するように変わりましたね。
基本的にはないですが、ツールを活用しているだけに、たまにツールの不調ということもありますよね。そうした時に代替手段を考えたり、あるいはちょっとした時間をつなぐために問題を出題したり話題をつないだりできる臨機応変なコミュニケーションが重要です。
—今回はシンガーソングライターとして、講師として忙しい日々を楽しく過ごす望月講師にお話をうかがいました。登録を検討しているパラレルワーカー型の講師や、女性の講師の方にも参考になることを願っています。ありがとうございました!
オンライン家庭教師のメガスタに興味を持った方は、「メガスタ 講師採用サイト」(https://www.teacher-register.com/)をチェックしてみてください!
メガスタプラス編集部