カテゴリーCategory
Recruit Site お問い合わせ
シェア
Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加

お役立ち

2020.10.14

進路指導レポート#2 進路の選び方の参考に! 文系・理系の主要な10学部。

進路を選ぶ際、「どの大学に行くか」だけではなく、「どの学部に行くか」ということも考える必要があります。今回は、それぞれ主要な学部ではどんな勉強をしているのかをご紹介させていただきます。ぜひ、皆さんの進路決めの参考にしてくださいね!

学部は大きく4つに分類される

大学の学部には、大きく分けて4つの系統があります。
それは「人文科学系」と「社会科学系」と「自然科学系」と「総合系」です。

「人文科学」には文学・語学・哲学・心理学・歴史学・考古学・文化人類学などが該当します。主な大学では、文学部の学科として、これらの細かい専門分野が存在しています。

「社会科学」には法学・経済学・経営学・政治学・商学・社会学・国際関係学などが該当します。文系の主要な学部として、数多くの大学に存在する学部です。

「自然科学」には理学・工学・農学・医学・農学・宇宙工学などが該当します。自然に属する対象を扱い、その法則性を明らかにしようとする学問で、多くの理系の学部が自然科学を扱っています。

「総合系」では、単一の学問領域だけでは解決できない問題などを中心に扱い、文理横断的に総合的な学問を学んでいます。



5つの主要な文系学部



経済学部
経済学部は日本の大学でも一番数の多いメジャーな学部です。文系受験生にとっては非常に人気の学部とも言えます。経済学部で学ぶ内容は3つに分かれ、1つ目は、経済活動のモデルを作り数理的に分析していく、「理論経済学」。2つ目は、理論経済学を応用する「応用経済学」。3つ目は、経済学の「思想と歴史」です。理論経済学と応用経済学は、数学をベースにした学問でもあるため、文系の中でも数字に抵抗感が少ない人が進学する傾向があります。

法学部
法学部は、憲法、民法、会社法、商法など様々な法律を学ぶ学部です。弁護士などの司法系の進路に進む人が多いというイメージがあるかもしれませんが、公務員や民間企業に進む人も多く、さまざまな進路に進むことができます。経済学部と並んで人気な文系学部のひとつです。

文学部・人文学部
人文科学系の学問を学ぶ学部です。学ぶ分野は「言語系」「思想系」「歴史系」「行動系」の大きく4つに分かれ、語学・哲学・心理学・歴史学・考古学・文化人類学など非常に幅広い分野を学ぶことができます。社会に出て直接役立つ実学ではないことから就職に不利と言われることもありますが、実際には幅広い業界で文学部・人文学部の卒業生が活躍しています。

教育学部
教育学部は、教育のあり方について研究する学部です。大きく分けて「教員養成系」と「教育学系」の2つの分野に分かれ、「教員養成系」は主に小・中学校の教員を要請することを目的としています。「教育学系」は教員養成が目的ではなく、教育とその関連領域に関する基礎的な教育研究が主な目的です。教育に携わりたいという志を持った学生が多く、教員免許を取得して、教育の道に進む人が多いです。

外国学部
外国語を高いレベルで使いこなし、その言語が使われている地域の文化や歴史に対する知識を深めていく学部です。授業では、文法や発音のほか、音声学や社会言語学、認知言語学といった分野の勉強をします。TOEICをはじめとする英語の語学力や、英語以外の語学に通じていることが就職時に有利に働くことも増えていますので、外国語学部で養った語学力を活かした進路選びもできます。



5つの主要な理系学部

医学部
医師として必要とされる知識・技能を総合的に学ぶ学部です。学生の多くは、共用試験や国家試験の合格を目指して日々勉強に取り組んでいます。学生時代に覚えるべきこと、身につけるべきことは多く大変ですが、高齢化が進む国内で、医師の需要は高まっていくと考えられます。

薬学部
薬学部は、薬をはじめとする化学物質を人間の健康や病気治療との関わりから研究をしています。薬学部の学科には、「薬剤師を育成する6年制」と「薬学研究を行う4年制」があり、どちらのカリキュラムも、大きくは基礎薬学と応用薬学の2つに分かれます。薬学部の卒業生は、調剤薬局をはじめ病院やドラッグストア、製薬会社などへ就職していきます。

看護学部
看護学部は、人をケアしていくために必要な知識・技能について学ぶ学部です。「基礎看護学」「臨床看護学」「地域看護学」の3分野から構成されており、看護師として実際に患者のケアができるようになることを目指しています。看護師として医療施設に就職する人が大半ですので、就職率は高い傾向があります。

理学部・工学部
理学部は、さまざまな自然現象を理論的に解明・証明し、自然科学について探求していく学部です。「数学」「物理」「化学」「生物」「地学」などの分野の延長線上で高度な研究を行います。工学部では、自然科学や数学の知識をもとに、社会に応用できる技術を追究していきます。

理学:数学や物理学の学問を追求する自然科学をさらに深める学問
工学:すでにある科学技術を使って身近なものに役立てる学問


大学によっては「理工学部」として理学部と工学部がまとめられているところが多くあり、理工学部内で、それぞれの学科に分かれる形が取られています。

農学部
農学部では、生物学を基礎にした、農学を中心とする教育がおこなわれます。農学、園芸学、畜産学、農芸化学、農業工学など非常に幅広い分野の研究がなされています。大学が保有している農場や実習林を使って作物や畜産を行うこともあり、実習を通じて理解を深める場面が多々あります。



まとめ

以上が、主要な10の学部です。もちろん、今回ご紹介した以外にも多種多様な学部が存在します。大学によっては、これまでの学部だけにとどまらず新しい学部を設立して、先進的な取組みをしているところもありますので、チェックしてみましょう。文系・理系には分類されない「美術学部」「音楽学部」「体育学部」などの学部がある大学もありますので、自分の将来をイメージして学部選びすることをおススメします。


この記事の執筆者:
メガスタプラス編集部