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2020.8.15

受験勉強と部活動、どちらも両立させるための時間捻出法。コツコツが大事!

こんにちは。メガスタプラス編集部です。今回取り上げるのは、受験勉強と部活動の両立法です。部活が忙しくて勉強の時間が取れない、成績が不安、という悩みを抱えたお子さんやご家庭も多いのではないでしょうか?
今回は、時間の使い方について考えます。

大前提。受験勉強と部活は両立できる!

「受験勉強に専念したいから引退を待たずに部活をやめた」という声や「部活を続けると浪人するのでは?」といった声を耳にします。そのような理由により 部活をキッパリとやめて、勉強だけに専念したという人もいますが、部活を通じて得られる経験や誇りは何にも代えがたいものだと思います。実際に、現役で志望校に合格した学生の存在が実際にたくさんいるのですから、単に「部活をやめれば、勉強がはかどる」という訳でもないのではないでしょうか。

指導者の方からも部活の経験は、受験勉強に活きるという意見を聞きます。それは、部活で得た「基本の大切さ」について再認識したり、部活で磨いた集中力や努力する気持ちが活きたりと、トレーニングを重ねることが学びに通じる部分があるからかもしれません。真偽のほどはわかりませんが、部活には、人生で大切にしたい学べることが沢山あることは事実でしょう。しかし、部活が放課後や休日の勉強時間を使っていることに「勉強しなくて大丈夫だろうか」と不安になる気持ちも理解できます。この記事では、限られた時間でいかに受験勉強を進めるか、いくつかの方法を紹介します。

普段の学校の授業だって、立派な受験勉強

部活をしている学生、していない学生に平等の時間が与えられているのが、普段の授業です。いくら部活に出ていても、授業は絶対に受けられるわけです。この時間に寝ていたり、ボーッと聞いていたりしていてはもったいない。

受験勉強は最後の追い込みも大切ですが、その土台となるのが、基礎学力です。基礎がしっかりしていれば、受験対策の時間も少なく済みます。たとえば、それまで英語の勉強を何もしてこなかった人は、まずは英単語から覚えなければいけませんが、基礎をしっかりと勉強していた人はすでに単語は覚えていて、一歩進んで文法の知識や読解力の定着に時間を割けるわけです。

予習復習に時間が取れないにしても、授業だけは集中して受けましょう。もう少し時間に余裕がある場合は、予習も有効な手段です。授業時間をそのまま復習の時間として使えます。

移動時間は、有効な勉強時間

たとえば、電車やバスで片道30分の通学だとします。行き帰り往復で毎日1時間かかるとすれば、1ヶ月平日だけでだいたい20時間になります。月20時間のこの時間、勉強に有効利用しないのはもったいないと思いませんか?

単語帳やコンパクトサイズの参考書を持ち歩くことを意識しましょう。移動時間にちょっとでも目を通すことを薦めます。勉強グッズを持ち歩くだけでも勉強に意識が向きますし、何より毎日決まった通学時間に勉強をすることで日々の学習が習慣化されやすいです。

また移動時間以外にも、実は生活のさまざまな場面にスキマ時間が潜んでいます。トイレの時間、学校の休み時間、朝起きて登校準備が終わってから家出るまでの時間……。ちょっとした時間を工夫することで、時間ねん出が可能になりますよ。最近はスマートフォンの設定画面から1日の使用時間を確認できるので、ぜひ確認してみてください。

短い時間で勉強を続けていくと、こんなメリットも。タイムマネジメントの力が身に付くことです。もちろん、短い時間ごとに目標を設定して集中力を発揮する力が身につくことは、受験本番にも活きますので、是非取り組んでみてくださいね。

10分の仮眠で、疲れを癒す

部活を続ける悩みは、「勉強に使える時間が減る」だけではありません。特に運動部だと「帰っても疲れて勉強できない」という悩みも多いはず。お風呂に入って、ベッドに寝転がったら最後。夜勉強しようと思ってたのに、翌朝まで起きられない、なんてこと、ありますよね。

実は睡眠時間が15分を超えると、メラトニンというホルモンが分泌される影響で、一気に眠たくなります。ちょっとした休憩のつもりが、熟睡になってしまいます。

逆にいうと、睡眠を15分以内にすれば、メラトニンの分泌を避けることができます。タイマーを設定して、机の上で10分仮眠することで、頭がスッキリし勉強に移ることができます。

部活が終わったら、すぐに学校を出る

部活といっても、実際に「活動」している時間がすべてではありません。部活終わりに仲間と会話したり、ご飯を食べに行ったりなどの時間も多いでしょう。この時間、なんとか減らせませんか? ただでさえ、勉強時間の足りない部活生。つくれる時間はなんとしてもつくりたいものです。

どうしても仲間とのおしゃべりが楽しい気持ちはわかります。でも、その仲間だって、同じ受験生。お互いに声を掛け合い、必要なコミュニケーションが済んだら、さっさと帰ること。そんなコツコツと時間をつくった結果が、受験結果にもあらわれます。

結局、一番大事なのは、コツコツと勉強すること

以上、いろいろと勉強時間を増やす工夫を紹介してきましたが、結局、大事なのは、コツコツと勉強することです。時間を有効に活用して勉強すること、単語一つ、暗記ひとつ、この繰り返しが結果に差を生むものです。コツコツと勉強する習慣をつくるとともに、全体の進行管理も大切です。

そのために必要となるものが、高校生活の学習計画。高1高2のうちから定期試験対策だけは怠らず、基礎学力に遅れがないように。高3になったらちょっとずつ捻出したスキマ時間で志望校対策を行い、受験に向けて進んでいきましょう。部活引退後は、勉強にとにかく集中すること、ライスとスパートをかけましょう。部活と勉強、共に励み身に付けた経験は無駄にはなりません。部活も受験勉強も、悔いのないよう、力いっぱい取り組んでください。応援しています。

この記事の執筆者:
メガスタプラス編集部