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2021.3.20

対面?オンライン? 2021年度から、大学の授業はどうなる?名門大学の授業方針をご紹介

みなさんこんにちは、メガスタプラス編集部です。

いよいよ2021年度の大学受験が始まりましたが、みなさんの中には既に進路が決まっていて、4月からの新生活に向けて準備をしている方もいるかと思います。

昨年は、新型コロナウィルスの影響で、全国の大学の授業も多くがオンライン化されました。1年間ほとんど登校しなかった学生の方も少なくないのではないでしょうか。新型コロナウィルスの感染が全国的に続く現在、果たして2021年の大学の授業はどうなるのでしょうか?

実際どうしてたの?
2020年度後期の
全国の大学の授業実施形態について



2020年度に全国の大学はどのくらいオンライン授業を実施していたのか、気になりますよね。2020年9月15日に、文部科学省が全国の大学や高等専門学校における本年度後期の授業の実施形態等に関する調査について、結果がまとまったことを報告しました。


画像出典:文部科学省HPより

内訳は、国立大86校、公立大102校、私立大815校、高等専門学校57校の計1,060校。2020年度後期における授業の実施方針としては、ほぼすべての大学などが対面による授業を実施予定で、このうち、「対面・遠隔を併用」が80.1%を占めています。また、「全面対面」と回答したのは19.3%。

「対面・遠隔を併用」と答えた大学のうち、約6割が併用割合を尋ねた結果は、「ほとんど対面」20.4%、「7割が対面」11.1%、「おおむね半々」25.0%、「3割が対面」24.6%、「ほとんど遠隔」19.0%。また、併用のする大学の中には「実験・実技などは対面」88.0%、「ゼミなどは対面」62.3%などが多いようです。

以上のデータも踏まえ、新型コロナウィルスが発生した当初に比べると、2020年度後期の段階では対面授業を取り入れている大学は多いようです。それでは次に、2021年度から大学の授業がどうなるのか見ていきましょう!

2021年度から、
大学の授業はどうなる?



4月からの新学期スタートに向け、各大学が来年度の授業方針についてお知らせしている方針をご紹介していきます。



・東京大学
「オンラインで実施することにより高い教育効果を期待できる授業科目はオンラインで、対面で実施するほうが教育効果の高い授業科目は可能な限り対面により授業を行います。対面授業を実施するにあたっては、十分な感染防止対策を講じた上で実施します。

 例えば、実技を伴ったり、大学にしかない設備を必要とする授業はなるべく対面で行い、多人数の講義形式の授業は原則としてオンラインで行うこととします。また、人的ネットワークの構築に配慮して、学部1年次、学部後期課程への進学前後の時期等に履修が必要な授業も可能な限り対面で行うこととします。」

引用:学生の皆さんへ  理事・副学長メッセージ
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/general/COVID-19-message-20201125.html

・慶應義塾大学
「2020年度春学期、急遽、全面オンライン授業に切り替えたことで当初は混乱もありましたが、塾生への通信環境整備の支援、ネットワークの強化や授業支援システム等の整備を行い、オンライン同時双方向型、オンデマンド型など複数の形態で実施することができました。

このような経験を通じて、オンライン授業にも、距離と時間の制約からの解放、反復学習や同時双方向の議論が可能となること、また、さまざまな事情でキャンパスへの通学が困難な塾生の学業継続など一定のメリットがあることが明らかになりました。今後は教員と学生の負担軽減など工夫を重ね、対面型とオンライン型のより学習効果の高いハイブリッドな授業形態を模索していきます。

引用:塾生の皆さんへ-2021年度新学期に向けて(塾長メッセージ)
https://www.keio.ac.jp/ja/news/2021/2/22/27-78195/

・早稲田大学
「新型コロナウイルス感染症の状況を慎重に見極めながら、十分な感染対策を実施したうえで、全学的に対面授業を拡大し、2021年度以降、対面授業が7割となることを目指して準備しています。

それぞれの授業は、カリキュラム上の必要性や授業の規模などに応じて、対面、オンライン、対面とオンラインの組み合わせのいずれかで実施されますが、対面授業を履修する学生は大学に登校することを基本とします。科目ごとの具体的な授業実施方法については、3月初旬を目途に各学部・研究科から案内します。なお、感染拡大状況などが著しく悪化した場合は、オンライン中心としていくことも検討します。」

引用:2021年度授業実施方針について
https://www.waseda.jp/top/news/71514

・上智大学
「上智大学は、2021年度は対面での授業を原則とします。 ただし、例年、受講者数が200名を超えるような大人数科目においては、オンデマンドによる開講とします。

大人数科目のこの取扱いについては、教室という限られた空間に、一斉に多人数が集う環境を避けることで、感染リスクを少しでも避ける意味があります。ただし、授業によっては、対面授業とオンデマンド授業を複数回ずつ組み合わせて行うような形態も考えており、2020年度に行ったオンライン授業での経験を活かした効果的な授業形態を積極的に取り入れて実施していく予定です。」

引用:2021年度の授業実施方針について
https://www.sophia.ac.jp/jpn/news/PR/class-ay2021.html

・明治大学
「2021年度の授業は,以下に記す授業運営方針(第一報)のとおり,三密を回避するなど感染防止策を講じながら,対面授業を中心に通学を前提とした授業運営に切り替えていくこととしました。

基礎疾患を抱える学生,日本に入国できない留学生などについてはオンライン授業の配信などにより配慮することはもとより,ポストコロナに向けた対面とオンラインのベストミックスによる新しい教育の形を見据えた授業運営を行ってまいります。

引用:2021年度の授業について(学長メッセージ)
https://www.meiji.ac.jp/koho/natural-disaster/6t5h7p00003a65m8.html

・青山学院大学
「青山学院大学は、2020年9月に、「2021年度は、原則として面接(対面)授業を実施する方向で準備を進める」と公表しました。このような前例のない状況であっても、本学は、これまで行ってきた様々な取り組みをもとに、感染拡大防止に細心の注意を払いながら、学生の皆さんが安心して大学での学びを進められるよう全学を挙げて支援します。

開講授業数の約7 割の面接授業に加えて約3 割の遠隔(オンライン)授業を予定し、通学を前提とした授業運営を行います。授業形態は、各授業の講義内容(シラバス)に記載します。」

引用:2021年度授業実施方針について
https://www.aoyama.ac.jp/post05/2020/news_20210215_09

まとめ


各大学が発表している方針を見てみると、2020年度後期に引き続き、多くの大学が積極的に対面授業を取り入れていくようですね。 また、早稲田大学や青山学院大学に関しては「対面7割」といった具体的な数字を記載しており、学生としてはより具体的にキャンパスライフをイメージできるのではないでしょうか。

全体を通して、実習や少人数制による授業は対面。大講義型の授業はオンラインという形式が多く取られるようです。やはり、リアルのやりとりがより学習の理解度を深めることに繋がることも多いと考えているようです。今後、新型コロナウィルスが収束した後にもオンライン授業が継続していくかなど、各大学がどのような対応を取っていくのかは気になるポイントですね!

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この記事の執筆者:
メガスタプラス編集部